社協職員における遡及(そきゅう)とは
社会福祉協議会の職員について、人事・給与・雇用条件などを過去の時点にさかのぼって適用することを意味します。
公務員ではなく民間(準公的)職員としての社協職員特有の文脈で、次のように使われます。

給与・手当の遡及(最も多い用法)
昇給・昇格の決定が遅れ、発令日を過去日に遡及して差額を支給されます
また社協の私はみたことないですが、施設で働く友人から処遇改善加算の反映が遅れ、数か月分をまとめて支給されることもあるそうです。
遡及の時期について
人事異動や職位変更の辞令を、実態に合わせて過去日付で発令されます。事務処理上の整理として行われることが多いです。
遡及額について
もらえる金額=(本来もらえるはずだった給与 − 実際にもらっていた給与)× 遡及月数
例として、昇給の遡及
例)月給:18万円 → 18万5,000円
差額:月5,000円 遡及:6か月
5,000円 × 6か月 = 3万円(+通勤手当等の差額が出る場合あり)
正職員で1年働いていると、昇給額や月数によっては、10万以上いくこともあります。注意点としては、税金や社会保険料も惹かれるため、手取りは1〜2割ぐらい少なくなることもあります。
社協職員の給料はどれくらい上がるのか
自治体職員に準じて行われる場合、月額:3,000円〜10,000円程度あるため、遡及額は年額:4万〜12万円程度になります。さらにそこに賞与額等にも影響するため、遡及額はさらに上がります。
また管理職に昇給すると、給与ベースはさらに上がるため、遡及額はプラスになります。
時期や昇給ベースは各市町村によって異なりますが、いずれにせよ多くお金がもらえることは有難いことです(^^)/
遡及の感想
もらえるのはありがたい!!「本来もらうはずだったお金が戻ってきた感じ」ですが、数十万円は生活的に助かります(^^)/また、まとめてもらえても翌月からは通常額なため、「給料が上がった実感」は薄く感じることもあります。
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