福祉業界で「男性が得か?女性が得か?」という問いには、一概にどちらが「得」とは言い切れませんが、視点によって異なる「メリット」や「チャンス」が存在します。
以下にそれぞれの特徴や業界内での立ち位置を整理してみます。
※少し個人的な所感が入ることをお許しください(;^ω^)

〇男性が得に感じられる点
- 人手不足で重宝される傾向 特に介護現場などでは、利用者の移乗や入浴介助などで力仕事が多いため、男性職員が少ないため貴重な存在とされます。また通所介護(デイサービス)は、どちらかというと女性が多いため、若い男性は利用者に可愛がってもらえます。
- 管理職への昇進機会が多い 実際に福祉業界では女性職員が多い反面、管理職は男性比率が高いという傾向があります。男性というだけでリーダー的なポジションに推されやすい場面もあります。
- 利用者や家族からの信頼 男性職員に対して「頼りがいがある」と見られることがあり、信頼を得やすい場合があります。特に年配の男性になるとその傾向が強いかと感じます。一方で若い男性は、利用者や家族から言葉には出ないですが、「頼っても大丈夫なのか」という言動が感じられます。
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〇男性がデメリットに感じられる点
- 数が少なくて目立つ・頼られすぎる 男性職員は少数派なので、良くも悪くも目立ちます。力仕事やトラブル対応など、「男性だから」という理由で頼られがちになってしまいます。
- 女性中心の職場文化に馴染みにくい 女性比率が高い職場では、休憩中の話題や人間関係が女性中心になりがちで、孤立を感じることもあり、「なんとなく浮いてる…」と感じることもあります。
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〇 女性が得に感じられる点
- 圧倒的な母数の多さと安心感 福祉業界は圧倒的に女性職員が多いため、相談しやすい・共感を得やすい環境があるため仲間が作りやすい一方で、一度揉めると大変な環境にも変わってしまう所でもあります。
- コミュニケーション能力の高さが活きる 男性に比べてコミュニケーション能力が高いが多いため、対人援助職では、女性の強みが発揮されです。特に対応が難しい年配の男性でも、上手くコミュニケーションをとり、懐に入っていける強みがあります。
- ケアの細やかさや気配りが評価される 日々の観察力や丁寧な対応が求められる仕事なので、女性の方が高評価を受けやすい場合があります。
〇女性がデメリットに感じられる点
- 妊娠・出産でキャリアが一時中断されやすい 育休後に同じポジションに戻れなかったり、時短勤務の影響などで、家庭と仕事の両立に悩むケースが多く見受けられます。近年は仕事環境が見直されていますが、まだまだ制度が追いついていないかと感じられます。
★ヤックンが感じた所感
ここで紹介するのは、私が福祉業界で数年働いてきた中で感じたことを記載しています。上記に同じく所感があるのと、男性側の意見が主になります。
①20代〜30代前半は異性の利用者から可愛がられるが、相談事になると距離を取られてしまう
②年配の職員が多い所に行くと、若い層(20代)は可愛がってもらえる。
③中間層(30代)になると、人間性や言動を見られるため、暫くは距離を取られる。ただし、信頼を得ると自分の居心地の良くなる職場になる可能性が高い。
④社会的立場が高い年配男性の対応や気難しい男性の対応は、女性が有利。男性は結構𠮟られる傾向が多い
⑤福祉現場なら男性(利用者対応や家族対応ですが・・・)、相談業務なら女性、公的機関ならどちらかというと女性の方が上手くいくと感じる。
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結論:性別より「適性」と「環境」が大事
上記の良さと悪さを記載しましたが、男性でも気配りやコミュニケーションが上手な方もいれば、女性でもバリバリ成果を上げて、会社に認められ昇進しているケースも沢山あります。
結局は、性別じゃなくて“その人のスタイル”と“職場との相性”がカギかもしれませんね。
前の職場が上手くいかなかっても、新しい職場では上手くいくケースも沢山あります。
性別によって一長一短ありますが、最終は、結論で記載した「適性」と「環境」が大きいかと思います。
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