「現場職が語る」社会福祉協議会(社協)の貸付

こんにちは、やっくんです。

コロナ貸付（特例貸付）も終わりましたが、まだまだコロナや値上げ影響により、生活がしんどい方が多く、社協に貸付相談に来られる方が多いです。

そこで今回、今社協で実施している生活福祉資金貸付についての現状を簡潔に記載させていただきます。

即日に借りれない

電話や来所をされ、貸付の相談に来られる方から「即日にお金が必要」と相談を受けます。

しかし、社協の貸付は、審査が必要なため、緊急小口貸付資金の場合は約2週間程度、総合貸付や教育貸付になると約１か月程度、お金を借りるまで時間がかかります。

そのため、予めお金がいる時期が分かっている方でないと借りることが難しいので注意をしましょう。

ただ、銀行でお金を借りるにしても審査がいるので、こんなものだと思います。。

書類手続きが面倒

最近多いのが「コロナの時は書類があまり必要がなかったのでもっと手軽にお金を借りれるかと思った」という声が聞かれます。

新型コロナウィルスの時は、特例貸付という枠のため、できるだけ早い段階でお金の貸付をしようという国の方針があったこともあり、書類手続きが簡潔でした。

しかし、この特例貸付が２０２２年１０月に終了しました。

ただ、いまだコロナの影響を受けて貸付を希望される方も多くおり、社協に貸付相談の連絡が入ります。

今社協で実施している貸付は、特例ではなく、個別世帯を継続的に支援する貸付のために、社協以外に生活困窮の窓口と情報共有することや民生委員さんに貸付希望人が地域にいることを証明する状況確認(生活状況等も含む)をしてもらうために情報共有をすることがあります。

そのため、沢山の書類が必要になったり、何度も書類を持っていく機会があるので、一言でいうと”面倒”です((+_+))

収入が少ないと審査に落ちることが多い

社協での貸付は、収入が少ないと審査に落ちることが多いのです。

何故かというと、貸付をして返済出来る見込みがあるかをみるからです。

例えば1人世帯なら9万円収入きっていたら、貸付審査に通る可能性がグッと低くくなります。

この基準は、1人世帯の生活保護費より下回る設定となっています。

世帯数によって、収入金額は変わりますので、心配だなぁという方は、住んでいる社会福祉協議会に問い合わせをしてみてください。

他で借金をしていると審査に落ちることが多い

社会福祉協議会で借りる前に、どこかでお金を借りている場合、どれくらい借りているか話す必要があります。

例えば数十万円を現在返済中なら、書類選考を受けてもらえそうですが、3桁以上の借金がある場合は、注意が必要です。

貸付をする要件として、多額の借金をしている方は自己破産をする可能性もあることから貸付が不可なのです。

貸付も借りていて、自己破産をすれば貸付金額もその中に入るからです💦

自営業の方は貸付審査が厳しい

審査が難しい理由として、給料明細などがないことがあげられます。

特に総合支援資金（最大3ヶ月金銭が借りれる）は、初めから自営業の方は貸付の対象外になっています。

そこに緊急小口資金は、貸付金額10万円かつ次の給料までのつなぎで、返済期間が短いということもあり、貸付のメリットが全くありません。

自営業の方は、先に金融機関や日本政策金融公庫などに相談する方が、良いのではないかなと感じます。

日本政策金融公庫 (jfc.go.jp)

生活のつなぎ資金のため、借りれる金額は少額

社協での貸付は、世帯の生活支援ということもあり、正直借りれる金額は少額です。

総合支援も世帯数によってことなりますが、複数世帯だと最大20万×3ヶ月、単身世帯だと最大15万×3ヶ月（生活支援）になりますが、これだけでは正直、、という方が圧倒的に多いです。

そこに先ほどの緊急小口資金になれば、10万円が一回のみと、さらに厳しい状況に。

相談は一つの方法ですが、貸付になるので後で返済を考えて、貸付をして生活が立て直せるのかも含めて、相談をすることをオススメします。

なんせ相談を聞いていると、少額の貸付をしたとしても、後がしんどくなってしまうのではないかという方が多いので(＞人＜;)

返済がされない場合は・・・・

ここが一番気になるところだと思います。

結論としては、返済してくださいと手紙が定期的にくる形になります。

怖い方が来るや昔みたいに地域の方が貸付金の回収はありません。

ただ、今後何かしら貸付を受けたいと思った時に、貸付を一切してもらえないことにはなります。

それは各都道府県で情報管理がされてるからです。

お子さんの教育貸付が考えられる方や次いつどんな不景気な状況がくるかわからないからこそ、借りたら返すという思いで貸付をされることをオススメします。

まとめ

まずは困った時は住んでいる市町村の社会福祉協議会に相談してみてください。

シンプルなまとめでごめんなさいm(_ _)m

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